滋賀県高島市 朽木陣屋跡

朽木家鎌倉時代より朽木庄を治め、
戦国時代の当主朽木元綱は、
織田信長豊臣秀吉徳川家康に従い、
その所領を守り続けました。
江戸時代初期の所領は9590石で、
僅かに1万石には達していませんが、
大名に準じた家格だったとのこと。
元綱は3人の息子に所領は分割し、
※長男朽木宣綱:6470石(宗家)、
 次男朽木友綱:2010石、
 三男朽木稙綱:1110石。

大名格も消失していますが、
朽木宗家は4770石の交代寄合として、
江戸期を通じて存続しています。
※三男稙綱は徳川家光の側近となり、
 1万石に加増されて大名に昇格。
 子孫は福知山藩主となっています。


朽木陣屋は元綱によって築かれた居館で、
敷地9万3000㎡に3つの曲輪を配し、
戦陣的諸施設が建てられた陣屋。
この大名格の陣屋は江戸期を通じて存続し、
交代寄合朽木宗家の本拠となりました。

朽木陣屋跡」。
現在の朽木陣屋跡は朽木グラウンド
土居石垣が残っているようですが、
よくわかりませんでした。
[朽木資料館]も建てられていますが、
見学は事前予約が必要のようです。
グラウンド横の史跡公園は、
御殿が建てられていた場所ですが、
グランドより低い位置になっており、
その部分が削られたのか?
グランド部分をかさ上げしたのか?
はたまた御殿だけ低い位置だったのか?
イマイチ良く判りません。
藁葺の民家もありましたが、
これは移築されたものとのこと。

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