福山は日向や大隅と鹿児島城下の中継地で、
流通の要所として栄えた場所。
平地の下場と台地の上場に地形が分かれ、
下場は米の集積地として蔵が立並び、
上場は馬の放牧場が設けられていたという。
温暖で日照に恵まれた場所で、
地下水も豊富で米も集められていた為、
黒酢の醸造が盛んに行われており、
現在もあちこちに酢甕壺が並べられ、
黒酢の名産地として知られています。
「福山地頭仮屋跡(福山小学校跡)」。
福山地頭仮屋跡は福山小学校の跡地。
福山麓の山側に石垣が残っています。
「水汲み場」。
地頭仮屋跡石垣の数ヶ所には、
岩永三五郎の造った水汲み場があり、
※アーチ石橋で知られる石工。
シラス台地からの湧水を湛えていました。
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