下関市豊北町 角島

2人目が生まれたばっかりなので、
嫁さんはずっと赤ちゃんにつきっきり。
今年はみよちゃんをどこにも連れて行けず、
弟家族と一緒にせめて海水浴にでもと、
土井ヶ浜海水浴場へ連れて行きました。


最近気に入ってるポーズらしいのですが、
顔が隠れてしまうので困りもの。
白砂と透き通る海をバックにしながら、
顔が隠れているという。
早くこのポーズ飽きてくれたらいいに。

せっかく土井ヶ浜まで来たんだから、
角島大橋まで行ってみます。
角島大橋は「日本一美しい橋」、
「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」と、
市内の有名な観光地です。


角島大橋は角島と本州を結ぶ橋で、
車のCMでも多く使われますので、
知っている人も多いと思います。
・・・が、訪問時はお盆前。
めちゃめちゃ観光客がいました。


橋も渋滞です。
いつもはそんなに車は走っていませんが、
さすが夏休み。
尾張小牧静岡熊本岡山etc….
遠くから来てます。
ちょいともやっとした空でしたが、
いつも通り絶景。
我々地元民は何度も見た風景ですが、
他から来られた観光客には、
良い思い出となれば幸いです。

さて、角島は山口県の北西にある島で、
阿川毛利家(記事はこちら)が管轄。
流刑地としても使用されていたようで、
浮石義民事件関係の処罰者や、
長府藩士鳥山重信(記事はこちら)などが、
流刑で角島に流されています。

ちなみに流刑地の島は罪人の島ではなく、
罪人ばかりが居たわけではありません。
昔から普通の島民が暮らしており、
島に獄舎が設置されて収容されるわけです。
つまり全く罪人と島民とは全く別。
島民は漁業や農業の生業にする普通の人々。
また島流しの罪人というのは政治犯が多く、
凶悪犯は斬首か切腹の時代ですので、
そんなに悪い人間ではなかったりします。

角島の西端。
諸灯台を建設したR・H・ブラントンが、
最後に建てた灯台があります。

角島灯台」。
総御影石造り。
日本に2基しかない無塗装の灯台の一つ。
現役ですが内部が一般公開されています。
中は螺旋階段・・・登りましたよ。
みよちゃん抱えて(汗)。


灯台からの眺め。
砂浜には海水浴客がたくさん。
土井ヶ浜もそうですが、
この辺の砂浜の白さは自慢ですね。
他県から泳ぎに来るのもわかります。


角島灯台記念館」。
灯台守の宿舎は資料館となっています。
角島灯台やブラントンの灯台の資料を展示。

嘉永2年に吉田松陰が萩から下関まで、
北浦海岸を巡視して廻った廻浦紀略では、
この角島が重要な地で海が荒れた場合には、
援軍を送ることが出来ないので、
厳重な備えが必要だと指摘しています。

まさか松陰もあんな橋が出来るとは、
夢にも思ってなかったでしょうね。

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