竹田湧水群は大野川水系の緒方川上流や、
玉来川の流域に点在する湧水群。
阿蘇山系からの伏流水を水源として、
地下水が火岩の亀裂を伝わって湧き出し、
古来より各地域で飲料水に使われました。
特に入田地区の湧水群は、
その豊富な湧水が色々な方法で利用され、
各地区の簡易水道に利用されています。
「河宇田湧水」。
河宇田湧水は一日の湧出量が8400tと、
入田の中でも最大量を誇ります。
アマゴの養殖や釣堀があり、
緒方川に注ぎ込む下流には、
河川プールや湧水滑り台も設置され、
水汲み客も多く訪れていました。
「泉水湧水」。
河宇田湧水の西側にある泉水湧水。
ミネラルウオーター製造や、
サフラン栽培に利用されています。
「矢原湧水」。
岩の間からこんこんと湧き出る矢原湧水。
緒方川のすぐ脇にある為、
そのまま川に流れ込んでいます。
入田湧水はこの他に鳴滝湧水と、
塩井湧水があるようですが、
少し下流なので行っていません。
他にも河川中に直接湧き出しているようで、
この為に緒方川は少々に雨では濁らず、
豪雨でも1~2日で清流に戻るようです。
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