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高知城から出ると既に真っ暗。
学生達がクラブを終えて下校しているようで、
自転車や徒歩の学生達とすれ違います。
彼らは日も暮れた市内で写真を片手に、
作業服でをうろつくおっさんを見て、
どう思ったのでしょうか?
まずは「武市瑞山先生殉節之地」。
お城を出て少し歩いたところでしたが、
こんな城の近くに牢獄があったんですね。
萩の野山獄は城からかなり離れていました。
この石碑は四国銀行帯屋町支店の角。
東にだいぶ歩いて「はりまや橋」に到着。
あるお坊さんが商家の娘に恋をしてしまい、
はりまや橋の向かいの店でかんざしを買い、
その商家の娘に贈ったという。
頭のつるっぱげのお坊さんが、
かんざしを買う変な様子が、
「おかしなことやな、
はりまや橋で坊さんかんざし買いよった」
とヨサコイ節の歌詞になっています。
だいぶ歩きましたが最後にあそこは外せない。
坂本龍馬が生まれた場所です。
ホテルでもらった観光地図の左端っこ。
歩くと遠そうですが、でも行かねばなるまい。
中村街道という路面電車の通る大きな道を、
東にテクテク歩きます。
路面電車が通り過ぎる度に、
「ごめん」と誤ってくれました。
※行き先が「ごめん」と表示されています。
後免町行きの路面電車。
路面電車の駅を6つ越えた先に標識が見えます。
上町病院という病院の敷地内。
ここが坂本龍馬の生まれた場所。
この場所で幕末の風雲児が産声をあげています。
意外とお城から離れていません。
ビルの無い昔ならば、
高知城が望めたんじゃないでしょうか?
郷士なので離れた位置にあると思ってました。
長州の下士や薩摩の外城士なんかよりも、
上士にずっと虐げられてた土佐郷士ですが、
長州や薩摩の下士より、
城に近いとこに住んでたんですね。
あ、いや、それだけに上士と接する機会が多く、
虐げられることも多かったのかな?
とりあえず一番の目的地に来れてよかった。
宿に入るときに面白いことがありました。
[竜一(仮名)]という同僚と来たのですが、
[竜一]は普通は[りゅういち]と呼びます。
彼がチェックインする際、
[りょういちさま]と呼ばれていました。
流石[りょうま]の生まれた土佐だなぁ~と、
1人で感心していましたが、
間違われた本人はちょっと不機嫌でした(笑)。
次の日の実際の仕事現場は、
高知市の東側の香美市でしたが、
途中の道にやなせたかし記念館があります。
同僚[竜一(仮名)]の息子が好きなので、
銅像を撮って息子にみせるということなので、
僕もついでに撮影。
ダダンダンもいました。
しかし龍馬も知名度はすごいケド、
アンパンマンには負けます。
嫌いな子供を見たことない。
坂本龍馬にアンパンマン・・すごいぞ高知県!
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