足羽神社には有名なしだれ桜があります。
全国各地を訪問していますが、
なかなか良い季節に訪問はできません。
今回は丁度良いタイミングとなったので、
これは是非拝見せねばと言ってみました。
「足羽神社」。
継体天皇を祀る式内社。
継体天皇は応神天皇の五世後の末孫で、
男大迹王として越前を統治していましたが、
25代武烈天皇が崩御した事により、
推戴されて26代天皇に即位しました。
継体天皇は大和へ旅立つ際に、
「末永くこの国の守り神とならん」と、
自らの生き霊を宮に鎮めたとされます。
「足羽神社のしだれ桜」。
樹齢約370年という古木で天然記念物。
幾度の災害に見舞われながらも、
回復して美しい花を咲かせています。
四方均等に枝を垂らす姿は美しく、
毎年人々の目を楽しませているという。
境内には幕末に関係する碑も。
「継体天皇御世系碑」。
飛騨高山の国学者田中大秀が、
自ら研究した継体天皇の系図を碑に記し、
世に広めようと計画しましたが、
志半ばで死去してしまった為、
門弟の橘曙覧等が志を継いで建立したもの。
「天壌無窮碑」。
明治天皇即位に参列した由利公正は、
その時の祭具を自邸の神宝神社に納め、
皇室の安泰を祈っていましたが、
後に由利が東京に移り住む際、
足羽神社に合祀されています。
これを記念して由利が建立した碑。
やはり桜は良いですね。
出来れば夜桜も見たかった。
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・福井県福井市 足羽山招魂社
足羽山にある招魂社。