「花燃ゆ」至る所でボロカスいわれとりますなぁ・・・。
ブログとかでボロカス書いてる人って、その後もう見ないのかな?
それとも文句言いつつ結局見るんだろうか?
でもね~。幕末ファンとしては、
仮に「花燃ゆ」が最後まで面白くない状態であったとしても、
あまりボロカス言いたくないところなんですよね。
NHKが「もう幕末はやめとこう」という方針になったら悲しいので・・。
実際、僕のレビューでも辛口意見が多いのですが、
ちょっと振り返ってみて、じゃあ、今までの大河と比べてそんなに酷いのかな?
そこまで絶賛されるような大河ってあったかな?と考えたら思いつきません。
新選組!と比べたら、
篤姫と比べたら、
龍馬伝と比べたら、
八重の桜と比べたら、良い所も悪い所もあるような気がするんです。
でも、やっぱり今回はマズかった点は多いような気がします。
また、今までの大河と同じような作りも考え直さなくてはならない時期なのかもしれません。
僕は、視聴者が求めるものをしっかりと把握していないのが問題だと思うのです。
大河ドラマってのは、全50話の日本の歴史を題材にしたドラマなのですが、
大体「一人の主人公の生涯を描く」パターンが多いです。
たった50話で人の生涯を描こうと思えば、必然的に浅くなり、省略され、
結局、小学生が読むような「まんが日本の歴史シリーズ」程度のものになってしまっています。
でも、現在の視聴者はそんな浅いところなんて求めてないのではないでしょうか?
視聴者はもっと深く深く掘り下げて欲しいのではないでしょうか?
そう考えると、人の一生を描こうなんて思わずに、
一つの事件などをグッと掘り下げて描くようなドラマが、
今求められる大河なのではないのでしょうか?
たとえば「忠臣蔵」。
松の廊下刃傷事件から、吉良邸討ち入りまでたった2年。
けれど、赤穂浪士47名とそれをとりまく人々の物語は無数にあります。
そういうのを掘り下げて行くことが大切なのではないでしょうか?
実際、大河の2作目は「赤穂浪士」です。
当時、忠臣蔵は国民の誰でも知っている話。
大河で内容の濃いドラマを作っても良かった。
しかし、他の題材はそこまで知られていないので、広く浅く作るのが良かった。
大河ドラマの意義として「こういう人物が居て、こういう人生を送った」程度の
内容で良かった。
しかし、現在は視聴者も歴史的知識があります。
「まんが日本の歴史シリーズ」若しくはそれ以下のドラマはいらないのです。
そういった要素を踏まえ、今回の「花燃ゆ」を考えると、
やはり「文の一生」では長すぎました。
松下村塾の設立から、幕長戦争(第2次長州征伐)位まで、
長くても戊辰戦争までに留めた内容にするべきだったでしょう。
松陰の死から始めても良かったかもしれません。
そうすれば、塾生ひとりひとりを深く掘り下げることもできたし、
内容の濃いものができたのではないでしょうか?
NHKが手を変え品を変え頑張ってるのはわかります。
けして、手を抜かず、どうにか盛り上げようともがいています。
ですが、たぶん「花燃ゆ」はどう転んでも視聴率UPはないでしょうね。
それでも僕はこれからも「花燃ゆ」を視続けるつもりです。
全50回見終わってから、「花燃ゆ」の総合的な評価をしたいと思います。
「オワタ」「もう見ない」とか言うのは簡単ですが、
やはり幕末ファンなので、幕末を取り上げてくれた事は嬉しいし、
これからも大河ドラマで幕末モノをやって欲しいのです。
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