鍋掛宿は奥州街道の23番目の宿場町。
那珂川の増水で旅人が足止めとなる為、
宿場の住民が総出で鍋を出していたことが、
鍋掛の地名の由来のようです。
那須塩原市越堀/鍋掛周辺。
緑の線が街道筋で、
ピンクでぼかした辺りが鍋掛宿で、
那賀川を渡れば越堀宿でした。
「鍋掛宿跡」。
街道沿いには古い建物は残っていませんが、
車道脇に石を並べて風情を出しています。
本陣は菊地助之丞家が務めましたが、
どこかよくわかりません。
「芭蕉句碑」。
宿場中央付近に鎮座する八坂神社境内に、
松尾芭蕉の句碑が建てられています。
元禄2年(1689)4月16日。
黒羽から高久に向かう途上に、
手綱をとる馬子が芭蕉に一句を所望した為、
これに応えて詠んだ句とのこと。
野をよこに馬ひきむけよほとゝぎす
■奥州街道の宿場町
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