どうする家康

当分幕末モノ大河は無いようですが、
一応嫁さんが録画しているので、
今年のどうする家康も観ていました。
その前の鎌倉の13人も観ましたし、
たぶん来年の光る君へも観るつもり。

去年の鎌倉の13人は傑作でしたね。
殆ど暗い室内が舞台で、
政治ドラマが繰り返されましたが、
流石は三谷幸喜といったところ。
そこまで視聴率は高くはありませんが、
本当に傑作だったと思います。
そもそも未だ視聴率云々言ってますが、
録画が簡単にできる世の中で、
既に視聴率など何の意味もありません。
まだ録画も無かった70年代に、
機動戦士ガンダムが放送されましたが、
視聴率が振るわず打ち切り
その後の再放送で人気となっており、
その頃から視聴率と作品の出来は、
全く関係無いと言えると思います。
反対に言えば昔の月9なんて、
駄作でも視聴率は高いのですから。

さてどうする家康ですが、
意外と楽しめました。
イロモノ感全開のタイトルから、
殆ど期待などしていませんでしたが、
やはり徳川家康を題材とすると、
戦国時代を網羅する事となるので、
ある程度は楽しめるものです。
勿論不満が無くはありませんが、
色々な人物が出て来るだけでも、
楽しいものではありますね。
どの作品にも言える事ですが、
役者さんの演技は素晴らしい。
映像も戦のシーン以外は素晴らしい。
ですが脚本がイマイチってのが定番で、
少し残念な部分は多々あります。

特に最終回は非常に勿体ない。
前半に大坂城落城を持って来て、
後はほぼ回想で幕を閉じましたが、
もっと描く事はあったろうと感じます。
鎌倉の13人の最終回では、
毒を盛っていた後妻
暗躍していた盟友三浦義村
そして姉の北条政子との対決を、
それぞれしっかり描いていました。
今回はそれに比べてみると、
淀殿は壮絶な最後を魅せましたが、
それ以外はもやっとした印象。
後半の回想を減らしてでも、
夏の陣のシーンを増やした方が、
見応えがあったかもですね。

あと大河に留まりませんが、
戦なき世の為に戦う!や、
平和の為に戦う!というのは、
正直食傷気味ですね。
実際はそんな理由ではないので、
色々と辻褄が合わなくなってくる。
そういうのもうやめて欲しいですね。

とはいえどうする家康効果か、
当ブログの徳川関連の記事が、
意外にも読まれているようですので、
非常に感謝の限りではあります。

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