室津の本陣は肥後屋が務めていたようで、
三条実美ら五卿が宿泊したとされています。
「肥後屋跡」。
上関中央公民館の建物がある辺りが、
肥後屋があった場所。
海路で参勤交代を行った西国大名や、
幕府役人等の要人が宿泊していました。
「五卿の宿 肥後屋跡」碑。
上関中央公民館前にあるのですが、
その前面が駐車場となっていますので、
駐車している自動車に隠れてしまい、
少し残念な状態となっています。
八月十八日の政変の後に京都を追われ、
長州に下った七卿のうち三卿(五卿とも)が、
文久3年8月25日に宿泊したという。
また翌年の京都進発の際にも、
五卿(三条、三条西季知、東久世通禧、
壬生基修、四条隆謌)が長州藩兵と共に、
この肥後屋に宿泊しており、
7月15日~17日まで滞在。
その間に世子毛利元徳や藩主毛利敬親と、
会合したとされています。
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