岩手県盛岡市 大慈清水 青龍水

鉈屋町地区にある大慈清水青龍水は、
江戸時代より地域の人々に重宝され、
その生活を支えてきました。
盛岡藩士星川正甫江戸砂子を手本とし、
盛岡周辺を網羅した地誌盛岡砂子で、
夏日は至って冷泉にて、
 厳冬温かなること湯のごとし。
 この辺はこの水によって居を保つ
」と、
その文中に記述されています。


大慈清水」。
その名の通り大慈寺が水源で、
ここまで水が引かれているようです。
昭和2年に利用者が用水組合を結成し、
清掃活動維持修繕活動を実施。
現在も美しい水場を保っています。


吐水井から雛壇状になっており、
一番井戸は飲み水、二番井戸は米磨ぎ水、
三番井戸は洗い物、四番井戸は足洗いと、
用途で利用法が定まっており、
安心して使う為のルール定められています。


青龍水」。
こちらも名の通り祇陀寺(山号青龍山)が水源。
昭和7年に青龍水も用水組合が作られ、
その維持に努めているとのこと。


同じく吐水井から雛壇状となっていますが、
こちらは結構流れが速いようです。

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