[坂の上の雲]は10年以上前のドラマですが、
最近再放送されたので録画して視聴しました。
明治中期が舞台の作品ではありますが、
一応幕末期の人物も出てきますし、
前々から観たいなと思っていたドラマです。
[坂の上の雲]は司馬遼太郎著の小説で、
秋山好古、真之兄弟と正岡子規を主人公に、
彼らの人生と日露戦争を描いた作品。
初めに評価を言わせてもらえば、
「非常に良かった!素晴らしい作品!」。
これ程のドラマをNHKが作れたのが驚き。
秋山真之役の本木雅弘以下、
好古役の阿部寛、子規役の香川照之、
彼らの好演もさることながら、
流石はNHKの配役といった豪華俳優陣。
広瀬武夫役の藤本隆宏、
乃木希典役の柄本明、
児玉源太郎役の高橋英樹、
東郷平八郎役の渡哲也と、
素晴らしい演技をみせてくれました。
演出もよく考えられており、
ナレーションの入れ方も絶妙です。
司馬の小説を読んでいるかのようで、
司馬へのリスペクトも感じられます。
司馬史観の賛否はあるでしょうし、
史実的にも??な部分はありますが、
物語的には非常によく出来ており、
ハナから[司馬の原作]と頭に入れておけば、
ドラマ的には非常に良く出来ていました。
更にクライマックスの日本海海戦のCGは、
現在でも充分に通用する迫力。
司馬作品の中で一番映像化が難しく、
本人生前は映像化のOKが出なかったとか。
よくぞここまで造り上げてくれました。
ちなみに日本海海戦を描いた映画では、
視聴したのはかなり昔だったのですが、
東宝の[日本海大海戦](S44)の海戦は、
非常に良かった記憶があります。
でも東映[日本海大海戦 海ゆかば](S58)は、
人間ドラマが主で自分的には微妙でした。
あくまで好みではありますが・・。
世界が混沌とする昨今に、
なぜ再放送に至ったのでしょう??
今のNHKが国威高揚を意図する筈も無い。
あえて言及はしませんが、
セリフのいくつかにロシアについて、
ドキッとするような言葉もあります。
今の世の中にこそ観るべきドラマと、
老婆心ながら思うに至りました。
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