古市は文字通り古い市という意味で、
江戸時代初期に市が開かれていたもので、
別の場所に移された為に新しい方を新市、
今までの場所が古市と呼ばれてました。
本来ならばそのまま新市が栄えて、
古市は廃れていくものですが、
この日置古市は黄波戸浦、津黄浦に通じ、
古くから交通の要であった為か廃れず、
後に新市から古市に本宿が戻されています。
※本宿=正規ルートの宿場の意。… 続きを読む
「赤間関街道」タグアーカイブ
下関市豊北町 滝部宿跡
滝部は豊北地域の中心地で、
赤間関街道北道筋と肥中街道が交わり、
交通の要所となっていました。
豊北町滝部周辺。緑の線が北浦道筋で、
青い線が肥中街道。
青でぼかした辺りが滝部宿跡。
その立地故に市が開かれており、
周辺より物資が運ばれていたという。
「滝部宿跡」。
街道筋は現在も商店がちらほら存在します。
地方の多くの市が寂れて久しいのですが、
下関市街… 続きを読む
下関市豊浦町 黒井村
黒井村は川棚温泉南西の集落で、
赤間関街道北浦道筋に沿って市が開かれ、
街道の宿駅となっていたという。
下関市街より県道244号を北上。
平成の大合併前の下関市と豊浦町の旧境に、
八本松峠と… 続きを読む
山口県美祢市 秋吉宿跡
秋吉宿は赤間関街道中筋の宿場で、
絵堂宿と河原宿の間にありました。
美祢市秋芳町秋吉周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが秋吉宿跡。
北側が上宿、南側が下宿だったようです。
「秋吉宿跡」。
秋吉宿は家数35軒に人夫8人、
馬が5疋が常備されていたという。… 続きを読む
山口県美祢市 絵堂宿跡
絵堂宿は赤間関街道中道筋の市宿。
萩から南へ五里のところにあり、
小さな集落ながら交通の要地でした。
美祢市美東町江堂周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが絵堂宿跡。
「絵堂宿跡」。
地蔵菩薩を安置した絵馬堂あった為、
これに由来して絵堂と呼ばれたとされ、
北西にある赤村の枝郷であったようです。… 続きを読む
下関市豊浦町 川棚温泉
川棚には青龍が澄む沼がありましたが、
大地震でその沼が熱湯に変わってしまい、
その青龍は死んでしまったという。
人々は沼を埋め立てて田畑とし、
死んだ青龍権現として祀っていましたが、
幾年月が過ぎた後に誰かが沼地跡を掘ると、
温泉が湧き出たのが始まりとされます。
また別話では三恵寺の怡雲和尚の枕元に、
薬師如来が現れて病を治す温泉と、
古来よりこの地に棲んでいた… 続きを読む
下関市豊北町 阿川宿跡
阿川は油谷湾南西部の阿川湾にあり、
湾曲する砂浜に沿うように街道が伸び、
そこに宿場が設置されていました。
一門家老家の阿川毛利家の本拠でもあり、
宿場の南側には居館が建てられています。
豊北町阿川周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが阿川の街並み。
「阿川浜」。
白砂が美しい阿川湾内。
阿川ほうせんぐり海浜公園ビーチとして、… 続きを読む