岡山藩池田家の歴代墓所は、
和意谷池田家墓所と正覚谷池田家墓所の2つ。
和意谷の方は儒式の墓所で、
姫路藩初代池田輝政、2代池田利隆、
岡山藩初代池田光政、8代池田慶政、9代池田茂政、
および分家の当主等の墓があり、
正覚谷池田家墓所は曹源寺に造営された仏式の墓所で、
岡山藩2代池田綱政、3代池田継政、4代池田宗政、
5代池田治政、6代池田斉政、7代池田斉敏、
10代池田章政の墓があります。
「総門」。
蓮の茂る小川に架かる石橋の先に総門が建っており、
正面からはその先の三門、仏殿が望めます。
2代綱政は高祖父池田恒興と父光政の菩提を弔う為、
曹源寺を開基して自らの菩提寺もここに定めました。
綱政は儒教への関心が低く、
父が造営した儒式の墓所へ入るのを嫌がり、
新たに曹源寺仏殿の背後に墓所を造営したようです。
「三門」。
総門と本堂の間にある三門は、
本堂から100歩の位置に建てられています。
山号の護国山は恒興の戒名護国院殿から取られ、
山号額は綱政本人の書という。
「仏殿」。
曹源寺は仏殿以外は創建当時のものですが、
仏殿は元禄11年(1698)に火災に遭って焼失。
現在の仏殿は文政7(1824)に再建されたもの。
「正覚谷池田家墓所入口」。
なんと墓所への入口は閉じられていました。
事前リサーチでは非公開という情報は無かったのに・・。
※ただのリサーチ不足です。
お寺の方に入れないかと聞こうと思って待っていたら、
方丈から修行僧が沢山出てきました。
よし聞こうと近づくと全員外国人の方ばかりで、
英語を喋れない僕は話しかける事が出来ませんでした。
後で調べると住職以外の修行僧は皆外国人という。
それも中々面白いし良い事であろうと思います。
墓所の参拝は出来ませんでしたが、
珍しいものを見れたので良しとしました。
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