左から、
八男松平定敬、七男松平容保、
五男徳川茂栄、次男徳川慶勝。
高須藩10代松平義建の子供らで、
幕末期に重要な藩の藩主であった4人を、
高須四兄弟と呼ばれました。
松平義建の子供は10人いるのですが、
他の兄弟は早くに死去しており、
この4人は波乱の人生を送りました。
次は次兄(正式には五男)の徳川茂栄です。
4人の中では一番オトコマエです。
ですが周りに振り回されっぱなしの人。
父の隠居により高須藩主に就任し、
11代藩主松平義比を名乗りますが、
兄の慶勝が隠居処分となった為、
尾張藩主に就任し徳川茂徳を名乗ります。
後に慶勝の謹慎が解けると隠居。
慶勝の実子徳川義宜に家督を譲りました。
慶応2年には慶勝や弟の松平容保の斡旋で、
一橋家当主になり徳川茂栄に改称。
維新後は独立の大名になりますが、
版籍奉還で廃藩になります。
あっちこっち周りに振り回されっぱなし。
重要ポストに就いてはいるんですが、
大して何もしてない感じです。
他の3兄弟は自分の意思で、
波乱の人生を送っているようですが、
この人は勝手に波乱になった様子です。
■関連記事■
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高須四兄弟。尾張藩主
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高須四兄弟。桑名藩主。
・岐阜県海津市 高須陣屋跡
高須藩の藩庁。