古来より北陸の物産は敦賀に集められた後、
琵琶湖の北にある塩津に運ばれて、
そこから丸子船で大津に運搬され、
京都に持ち込まれたという。

塩津の名は塩が運び込まれる港の意で、
重要な塩が運ばれたのは勿論、
その他の物産の多くが運び込まれ、
江戸時代になると年貢米の運搬が増えて、
馬や大八車が盛んに往来したという。


「塩津宿跡」。
塩津には大きな問屋が軒を連ね、
旅籠も約10軒程あったという。
現在は国道沿いの道の駅が賑わっており、
かつての街道筋はひっそりとしていますが、
建物の多くにその名残りを残しています。

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・福井県敦賀市　道口宿跡
　塩津海道の宿場町。
・福井県敦賀市　疋田宿跡
　塩津海道と西近江路の追分にある宿場。
・滋賀県高島市　海津宿跡/海津湊
　塩津と並ぶ湖上輸送の中継地点。