港町」タグアーカイブ

宮崎県日南市 油津湊

油津湊は古来よりあった港で、
古くは油之津と呼ばれていたという。
百済の王が漂着した場所とも伝えられ、
大陸との貿易が行われていたようで、
倭寇の拠点にもなっていました。
江戸時代には飫肥藩領となっており、
特産品である飫肥杉の積出港となって、
大きな繫栄を遂げていたようです。


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宮崎県延岡市 土々呂湊

土々呂延岡藩領に属す漁村で、
古くは櫛津村土々呂村の2ヶ村でしたが、
正徳年間(1711-1716)に1つの村となりました。
以降は土々呂櫛津村や土々呂村と呼ばれ、
300余石の石高があったとされます。
土々呂湊の擁する漁村ながら、
藩の口番所も置かれていたようで、
出入りの船舶から口銀を徴収。… 続きを読む

大分県豊後大野市 犬飼湊

犬飼湊大野川流域にあった川港で、
現在の竹田市に拠点を置いた岡藩が、
城下に送る物資の陸揚げや、
参勤交代時の河路の発着地とした場所。


犬飼湊」。
大野川西岸に船着場が設置され、… 続きを読む

島根県大田市 温泉津

温泉津山陰街道の宿場でしたが、
石見銀山で産出した積出港でもあり、
古くからの温泉地でもあった場所でした。


大田市温泉津町周辺。緑の線が街道筋で、
青くぼかした辺りが温泉津宿のあった場所。

街道筋からは外れますが、
JR温泉津駅より港側へ歩いてみます。

小浜続きを読む

島根県大田市 沖泊

沖泊は大田市温泉津町にある湾で、
世界遺産「石見銀山」の構成資産です。
石見銀山で産出したを陸送した後、
この沖泊で積み出したという。


沖泊」。
周辺にも多くの谷状の湾がありますが、
どれも北西方向に開いている為、
冬季の季節風を受けやすくなっていますが、… 続きを読む

山口県大島郡 小松浦

周防大島に橋が渡されたのは昭和51年で、
それまでは渡船が唯一の交通手段でした。
小松浦は周防大島の北西に位置し、
古くから島の玄関として発展。


地下上申絵図 小松(一部)」。
江戸時代には浦民18名が渡船業を請負い、
更には北前船続きを読む

山口県岩国市 新湊

新湊岩国領(岩国藩)の海の玄関だった港。
初代吉川広家により今津川河口が開発され、
物揚場が築造されたのに始まり、
後に10代吉川経礼麻里布湊を開発。
これが新湊と呼ばれるようになります。
北前船続きを読む