小浜は古来より若狭の中心地で、
京都に最も近い日本海の湊町。
若狭守護武田元光が後瀬山城を築き、
城下町を整備したとされています。
江戸時代には京極家が小浜城を築城し、
城を中心とした町造りが開始され、
東組、中組… 続きを読む
「重伝建」タグアーカイブ
福井県三方上中郡 熊川宿跡
鯖街道は小浜と京都を結ぶ街道の総称で、
特定の街道を指すものではなく、
何本もの街道を表す広義の呼称です。
主に海産物の輸送に使われましたが、
最も盛んに輸送されたのが鯖だった為、
鯖街道と呼ばれました。
今回訪問するのは鯖街道の中で、
最も有名な熊川宿跡… 続きを読む
岡山県倉敷市 倉敷美観地区
倉敷美観地区は天領の町並みが残された地区。
倉敷川畔に町屋や蔵が軒を連ね、
往時の雰囲気を感じさせてくれます。
6年程前に仕事で近くに来た際に、
一人で立ち寄ってはいますが、
今回家族旅行で再び訪問しました。
白壁通りと呼ばれる県道22号線より北側。
家族が「わぁ!」と声をあげる程の景色。
かつて運河として利用された倉敷川に、
柳並木と江戸期の家屋が並ぶ風景は、… 続きを読む
山口県萩市 佐々並宿跡
佐々並宿は萩往還の宿場町。
※佐々並市、佐々並驛とも呼ばれますが、
このブログでは宿で統一しています。
萩城下と三田尻の中間点に位置しており、
藩主が休泊する御茶屋の設置と共に、
駅宿… 続きを読む
鹿児島県南九州市 知覧武家屋敷群
知覧は鎌倉時代より佐多家及び、
知覧島津家が治めた地で、
外城として知覧麓が整備されており、
御仮屋跡を中心とした武家屋敷群は、
重要伝統的建造物群保存地区となっています。
「知覧御仮屋跡… 続きを読む
鹿児島県南さつま市 加世田麓武家屋敷群
別府城跡と新城跡の2つの山城跡の谷間に、
薩摩藩の外城のひとつ加世田麓がありました。
防御上で有利な地形であった為、
比較的に中央から離れていながら、
重要な拠点であったようです。
島津宗家9代島津忠国は鹿児島を追放され、… 続きを読む
鹿児島県出水市 出水麓武家屋敷群
薩摩藩は領内各地に外城(麓,郷)を設け、
そこに武士を配置して定住させて、
防備拠点として武家屋敷群を構成し、
独自の外城制度を確立させています。
外城は領内に120もあったとされ、
御仮屋と呼ばれた役所を中心に、
数本の馬場と細い道で町割され、
そこに武家屋敷が配置されていました。
「竪馬場通り」。
薬医門を構えた武家屋敷が並ぶ馬場。… 続きを読む