薩摩藩は領内各地に外城(麓,郷)を設け、
そこに武士を配置して定住させて、
防備拠点として武家屋敷群を構成し、
独自の外城制度を確立させています。
外城は領内に120もあったとされ、
御仮屋と呼ばれた役所を中心に、
数本の馬場と細い道で町割され、
そこに武家屋敷が配置されていました。
「竪馬場通り」。
薬医門を構えた武家屋敷が並ぶ馬場。… 続きを読む
「重伝建」タグアーカイブ
島根県鹿足郡 津和野宿跡
津和野宿は津和野城城下にある宿場。
重要伝統的建造物群保存地区となっており、
往時の街並みが状態よく残っています。
津和野市街周辺。緑の線が街道筋で、
青くぼかした辺りが津和野宿跡。
「殿町通り」。
殿町通りには一度訪問済み。
島根県鹿足郡 殿町通り
藩校養老館跡、役場津和野庁舎、… 続きを読む
宮城県日向市 美々津湊
美々津湊は耳川河口にある古い港町。
神武天皇の東征出発の地とされており、
古くから港として賑わいを魅せ、
室町時代には日明貿易の港として発展。
江戸時代には高鍋藩の交易港となり、
日向街道の宿場にもなっていました。
日向市美々津町周辺。緑の線が街道筋で、… 続きを読む
福岡県朝倉市 秋月宿跡
秋月宿は秋月藩の城下にある宿場。
街道の名を冠する地ではありますが、
秋月街道の終点ではありません。
朝倉市秋月周辺。緑の線が街道筋で、
青でぼかした辺りが秋月宿跡。
秋月は秋月藩の城下町として繁栄し、
現在も街路構成、屋敷地の地割、
水路網等の構造が保持されており、
藩政時代の武家屋敷も残っていますが、
今回は宿場である野鳥川北側を歩きます。
西側より散策。
「… 続きを読む
佐賀県嬉野市 塩田宿跡
塩田宿は長崎街道の宿場町だった他、
蓮池藩の西目領地の流通拠点であり、
川港としても大いに栄えていました。
塚崎道が整備されてからは、
旅人の数も減ったようですが、
※かつての本道は塩田道と呼ばれました。
水運に支えられていた町でしたので、
変わらず賑やかな様子だったようです。
嬉野市塩田町周辺。
緑の線が塩田道で青い線が多良海道。
赤丸で囲んだ辺りが宿場のあった場所。
「塩田宿跡… 続きを読む
三重県亀山市 関宿跡
関宿は東海道の47番目の宿場。
江戸~明治期の町屋が約200軒も現存し、
往時の宿場風情を色濃く残しています。
JR関駅北側周辺。緑の線が東海道で、
青い線が伊勢別街道。
青くぼかした辺りが関宿跡です。
東口から散策。
「東の追分」。
関宿は古くからの交通の要衝であり、
古代三関のひとつ鈴鹿関が置かれ、
地名の関… 続きを読む
山口県萩市 浜崎宰判勘場跡/御船倉
長州藩は直轄地を宰判という行政区に分け、
代官を置いて行政にあたらせていました。
宰判には勘場と呼ばれた役所が設けられ、
租税徴収、治安維持、裁判等が、
行われています。
浜崎宰判は御船倉に設置されていますが、
その管轄は近隣の七浦、七島だったという。… 続きを読む