長崎街道の黒崎宿と木屋瀬宿の間には、
小倉側からの最初の難所石坂の急坂があり、
諸大名も駕籠を降りて登ったという。
現在は開発で地形が変わっていますが、
小嶺IC付近から山を登り、
その頂上からアケ坂という急坂を下り、
中の谷から上石坂の急坂を登ったとされ、
その頂上の立場茶屋での休憩を経て、
下石坂への急坂を下りました。
「石坂の急坂」。
現在は階段となっている急坂。
僅かに残る石坂の急坂の遺構で、
下石坂への急坂の部分にあたります。
階段でもまあまあな坂ですが、
たぶん往時は石を敷き詰めた坂。
駕籠ではもしももありえたのでしょうし、
殿様も乗ってられなかったでしょうね。
■長崎街道の宿場町
■関連記事■
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頂上部にあった立場茶屋跡。
・福岡県北九州市 黒崎宿跡
長崎街道の1番目の宿場町。筑前六宿。
・福岡県北九州市 木屋瀬宿跡
長崎街道の2番目の宿場町。筑前六宿。