福岡県福岡市 姪浜宿跡

かつての姪浜姪浜千軒と呼ばれる程、
賑やかに栄えた町だったとされます。
商船を持つ商人達や漁業を営む漁民が住み、
そこに唐津街道が通って宿場が置かれ、
良質な塩を作る製塩業も行われて隆盛。
後の大正期には隣接する愛宕山の北側に、
姪浜炭鉱が開かれて炭鉱の町として栄え、
更に現在は賃貸マンション開発が進み、
古今様々な変化を遂げつつも、
常に人々の行きかう場所のようです。


JR姪浜北側周辺。緑の線が街道筋で、
青でぼかした辺りが姪浜宿跡。


姪浜宿跡」。
街道筋はマンション開発が行われつつ、
古い建物も点在しています。
福岡藩御茶屋も置かれたようですが、
その位置はよくわかりません。


住吉神社」。
姪浜宿のほぼ中央に鎮座する住吉神社
天平年間(729-749)の創建とされ、
始めは北側の海岸近くにあったという。
応永23年に現在地に移鎮され、
航海安全の神として地域で信仰され、
門前には高札場が設置されていました。

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