野町宿は秋月街道の宿場町で、
秋月藩初代藩主黒田長興の命によって、
寛永13年(1636)に開かれました。
筑前国から筑後国に至る最後の宿場の為、
関所(番所)が南側入口に置かれました。
筑前町野町周辺。緑の線が街道筋で、
青でぼかした辺りが野町宿跡。
「野町宿跡」。
生憎の雨。現在は住宅地となっており、
変哲もない道沿いの集落のようですが、
道の片側の水路や広い敷地の家々と、
宿場跡らしき特有の雰囲気はしています。
残念ながら遺構は皆無。
「宿駅跡」碑(左)、
「関所跡」碑(右)。
野町宿跡の南西端にある2つの跡碑。
この辺りに秋月藩の関所が置かれ、
旅人を監視していたようですが、
それ程厳重でもなかった模様です。
■秋月街道の宿場町
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