原町宿は薩摩街道の5番目の宿場で、
柳河藩領となっていたようです。
藩は領内の5つの町を五ヶ町として指定し、
※瀬高町、三池町、江浦町、原町、野町。
商人、職人の町としていますが、
この原町もその五ヶ町のひとつでした。
山川町原町周辺。緑の線が街道筋で、
青くぼかした辺りが原町宿跡。
「原町宿跡」。
原町宿は国道443号線沿いですが、
殆ど遺構らしきものはありません。
小さな宿場だったらしく構口の場所も不明。
「御茶屋跡」。
郵便局のある場所に御茶屋があったようで、
参勤交代の大名や幕使等が使用していました。
宿場跡には必ずと言って良い程郵便局があり、
ある意味それだけが宿場跡らしさでしょう。
肥後国との国境近くの宿場ですので、
本来は桝形等もあったかもしれませんが、
残念ながらその形跡はなく、
地図や文献等の資料もありません。
■薩摩街道の宿場町
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薩摩街道4番目の宿場町。
・福岡県みやま市 松風の関跡
原町と南関の間にあったとされる関所跡。
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薩摩街道6番目の宿場町。