塩瀬総本家は貞和5年(1349)創業とされ、
臨済宗の僧龍山徳見が元での修行を終えて、
饅頭職人の俗弟子林浄因を伴って帰国。
林は奈良で肉食の出来ない僧侶の為に、
小豆を甘葛煎で煮詰めた餡を、
小麦を練った皮で包んだ饅頭を創作しました。
これが当時の日本では革新的であった為、
僧侶や貴族の間で大評判となり、
後村上天皇も大いに好んで林を寵遇。
林は宮女を嫁にして二男二女を儲けますが、
龍山徳見の没後は失意のうちに帰国。
残された妻子によって饅頭作りが続けられ、
孫の林紹絆は元に渡って菓子の製法を学び、
現在の「志ほせ饅頭」の原型を作ります。
後に子孫は増えてその一部が三河に移り、
住地より「塩瀬」を称したという。
後に再び京都に戻ると、
8代将軍足利義政より直筆看板を賜り、
※「日本第一番 本饅頭所 林氏鹽瀬」。
更には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と、
多くの大名にも愛されました。
江戸時代に入ると江戸日本橋に店を構え、
江戸城の御用を承っており、
維新後は宮内庁御用達として愛され、
店舗は数度の移転の末に現在地に移りました。
「塩瀬総本店」。
日比谷線築地駅より歩いて10分弱。
炎天下だったので汗ダクでした。
「志ほせ饅頭」。
日本三大饅頭のひとつで最古の饅頭。
その伝統のレシピを守り続けてるとされ、
製造に機械は使わずに全て手作りとのこと。
つまり歴史上の人物が食べた味。
お土産として持って帰りましたが、
殆どゆきちゃんに食べられてしまいました。
確かにこれは美味しい饅頭です。
●銘菓・名物
【塩瀬総本家】
創業:貞和5年(1349)
創業者:林浄因
代表菓子:志ほせ饅頭
■関連記事■
・愛媛県今治市 一笑堂
今治城下の老舗饅頭店。
・和歌山県和歌山市 総本家駿河屋善右衛門
本ノ字饅頭を製造する和歌山の老舗菓子司。
