総本家駿河屋善右衛門は煉羊羹発祥の店。
室町中期に伏見で初代岡本善右衛門が、
饅頭屋「鶴屋」を開いたのが始まり。
天正17年(1589)5代目岡本善右衛門が、
紅羊羹を作り豊臣秀吉に献上。
聚楽第の茶会で引出物として配られ、
これが諸大名の絶賛を博したとされます。
更に5代目は当時蒸すのが主流だった羊羹を、
炊き上げる製法に転換。
6代目の時代に更に改良が加えられて、
寒天を使用した練羊羹を完成させ、
現在に繋がるその製法を確立させました。
徳川家康の十男徳川頼宣は幼少期より、
「鶴屋」の菓子を大変好んでいたとされ、
頼宣が駿府藩50万石に封ぜられると、
「鶴屋」もこれに随伴。
紀州藩55万5000石に移封された際も、
同じく随伴して城下に店舗を開き、
紀州藩の御用菓子司に指名されています。
5代将軍徳川綱吉の娘鶴姫が輿入れした際に、
「鶴屋」の屋号は恐れ多いとして、
3代藩主徳川綱教から「駿河屋」の屋号を賜り、
以降は駿河屋岡本善右衛門と改称。
各地に分家開業や暖簾分けも行われて、
「駿河屋」の菓子は広く知られました。
「総本家駿河屋善右衛門 駿河町本舗」。
総本家駿河屋善右衛門の本店。
代表銘菓である極上本練羊羹の他、
和歌浦煎餅、太閤秀吉献上羊羹、
本ノ字饅頭、蓬莱山等、
約50種の菓子を扱っています。
練羊羹と本ノ字饅頭を購入。
「本ノ字饅頭」。
「本」の字が焼き印された酒饅頭で、
頼宣の領地経営理念「正直は本なり」より、
一字を引用したとされています。
歴代の紀州藩主が参勤交代の際に、
これを携行食として持って行ったとされ、
紀州徳川藩ゆかりの菓子として知られます。
賞味期限の関係もあったので、
お土産とはぜずに宿で頂きました。
練羊羹は家族へのお土産。
「極上本練羊羹」。
ウチのゆきちゃんが羊羹が大好きなので、
こちらは持って帰りました。
これは殆どゆきちゃんが平らげてしまい、
僕は数切れしか食べられませんでした。
●銘菓・名物
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堺名物「けし餅」を製造する老舗和菓子店。
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紀州街道の終点。
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紀州徳川家の居城跡。
