三見宿は赤間関街道の宿場。
萩より出て最初の宿場にあたり、
47軒の家屋が軒を連ねていました。
萩市三見周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが三見宿跡。
「三見宿跡」。
山々に囲まれた田舎故に風情が残る街並み。
古い家屋も状態良く残っており、
手付かずで宿場町が保存されています。
馬の顔のオブジェ。
なんだか晒し首にも見える・・。
三見宿は萩より最初の宿場であった為か、
領内巡行の際に藩主が宿泊する事はなく、
御休憩所としての本陣は色雲寺が担当。
御供の休憩所は善照寺が務めました。
三見宿を出て眼鏡橋へ。
街道からも行けるようですが、
道幅が非常に狭くて危険ですので、
国道191号線から迂回します。
「三見橋(眼鏡橋)」。
山口県下最大のアーチ石橋。
九州には多く造られていますが、
本州ではあまりみられなもの。
これは大正3年に建造されたもので、
眼鏡橋と通称されていますが、
アーチが1連なので眼鏡ではありません。
「床並一里塚」。
再現された一里塚。
三見橋の袂にあります。
今更ですが赤間関街道の宿場は、
〇〇宿と呼ばれる事はあまりないのですが、
このブログでは便宜上〇〇宿としています。
■赤間関街道/萩往還の宿場町
■関連記事■
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赤間関街道及び萩往還の始点。
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大変栄えていた北道筋の駅宿。
・下関市小月 小月宿跡
西国街道の宿場町。北道筋と接続。