豊原市は三隅川下流域に位置し、
赤間関街道沿いにありましたが、
宿駅機能はなく物資の集散地として賑わい、
川船の港として商家が建ち並んでいました。
「御国廻御行程記 三隅(一部)」。
長門市三隅下周辺。緑の線が街道筋。
青でぼかした辺りが豊原市のあった場所。
「豊原市跡」。
僅か250m程度?の短い道ですが、
ある程度は古い家屋も残っており、
商家を改造したカフェもあります。
この付近は三隅下とも呼ばれる地域で、
この他に三隅中、三隅上と3つの村があり、
三隅川流域に分布していました。
宿場は三隅中に置かれていたようで、
ここから東に約2km行った場所。
とはいえこの豊原にも、
船頭の為の旅籠はあったようです。
■赤間関街道/萩往還の宿場町
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