南洲墓地にある村田新八の墓。


「村田新八墓」。
二番大隊指揮長村田新八の墓。
※肩書は西南戦争時のものとします。
城下士高橋八郎の三男として生まれ、
村田十蔵の婿養子となっています。
西郷隆盛に幼少期より兄事し、
西郷が国父島津久光の逆鱗に触れ、
徳之島に流罪となった際は、
連座して喜界島に流されました。
西郷は放免された際に喜界島に寄り、
村田を連れ帰っており、
その後も西郷に従い国事に奔走し、
禁門の変への参加や、
長州藩との同盟締結に関与。
戊辰戦争では遊撃二番小隊を率い、
東北各地を転戦しています。
維新後は岩倉使節団の一員となり、
欧米各地を視察して帰国しますが、
西郷の下野を聞いて帰郷。
桐野利秋、篠原国幹らと私学校を創設し、
砲隊学校、章典学校の監督となりました。
西南戦争では兵器調達を担当し、
二番大隊指揮長に就任。
シルクハットとフロックコートで、
風琴を持ち歩いていたとされ、
各地を転戦して西郷らと城山を占拠。
西郷の死を見届けた後も戦い、
最後は自決しています。

■関連記事■
・鹿児島県鹿児島市　南洲墓地/西郷隆盛墓
　南洲墓地にある西郷隆盛の墓。
・鹿児島県鹿児島市　南洲墓地/篠原国幹墓
　南洲墓地にある篠原国幹の墓。