浅水宿は北陸街道の宿場町。
古代北陸道からの駅宿だったようで、
少なくとも平安時代には存在していました。
幕末期は福井藩領とのこと。
福井市浅水町周辺。緑の線が街道筋で、
青くぼかした辺りが浅水宿跡。
南側より散策。
「浅水二日町」。
浅水宿は南側の浅水二日町と、
北側の浅水町とで構成されています。
街道はなだらかに北東へ湾曲。
「明治天皇浅水御小休所」。
明治9年の北陸巡幸の際、
明治天皇が休憩した宿問屋池田弥織宅。
供として大隈重信、井上馨他、
798人、馬116頭が随行したとのこと。
更に進んで[あさむつ橋]へ。
「あさむつ橋」。
浅水川に架かる[あさむつ橋]。
清少納言が[橋はあさむつの橋]と記し、
松尾芭蕉が[あさむつや月見の旅の
あけばなれ]と詠った古い橋。
浅水川は重要な交通水路で、
舟や筏が人や物資を運んだという。
橋を越えると直ぐに街道は枡形となり、
浅水町に入ります。
「本陣跡」。
本陣を担当した鈴木家の跡地。
大名や幕使、公家等が宿泊していたという。
「浅水町」。
余り宿場跡の雰囲気はありませんが、
昔は宿場の中心であったとされます。
街道は北へ伸びて次の福井宿へ。
■北陸街道の宿場町
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