慶応元年に神戸海軍操練所は廃止され、
勝海舟は軍艦奉行を罷免され、
勝の私塾神戸海軍塾も閉鎖となります。
坂本龍馬ら塾生の後事を案じた勝は、
彼らの庇護を薩摩藩に依頼。
薩摩藩は彼らに給金を出しており、
海軍塾出身の浪士集団が形成されました。
これが亀山社中となり海援隊に至ります。
「亀山社中の跡(亀山社中記念館)」。
元々は亀山焼の窯元があった場所で、
その跡地を長崎商人高田利平が購入し、
これを龍馬らが借りて亀山社中を結成。
その拠点となった場所でした。
「外観」。
建物は風頭山の斜面にある為、
全体の撮影は困難です。
「内部」。
入館料は一般で300円。
複製の龍馬の書簡や資料の他、
紋服、刀、ピストル等のレプリカを展示。
龍馬になりきって撮影も出来ますが、
奥の部屋は撮影不可です。
この建物は亀山社中が出た後、
2~3度入居者が入れ替わっており、
数度の改築で当時と変容していましたが、
長崎市が当時の姿に近い形に復元し、
平成21年より亀山社中記念館として公開。
非常に立地の悪い場所ではありますが、
訪問時も多くの入館者が来てました。
「龍馬のぶーつ像」。
亀山社中跡のすぐ下にあるブーツの像。
平成7年に[亀山社中ば活かす会]等が建立し、
人気の観光スポットとなっています。
巨大なブーツは靴のまま足を入れられ、
舵輪を握ることが出来る体験型オブジェ。
ゆきちゃんもブーツを履き、
舵輪を握って記念撮影しましたが、
間抜けな事にブーツ像なのに、
上半身だけの写真を撮ってしまい、
嫁さんにも呆れられてしまいました。
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