長崎県雲仙市 常春寺/神代鍋島家墓所①

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常春寺は国見町神代にある曹洞宗寺院。
神代鍋島家4代当主鍋島茂就が、
実母桃源院の菩提を弔う為に、
本覚寺能仁寺という古寺を合併し、
元禄6年(1693)に創建しました。


本堂」。
建築年や由緒は不明ですが、
ある程度古いもののようです。
茂就が帰依した開山の心海盛湛和尚は、
高伝寺11世湛然梁重の弟子とのこと。


神代鍋島家墓所」。
宝篋印塔の墓が並ぶ神代鍋島家墓所。
一門家にも負けない立派な墓所です。

残念ながら各代の当主の治績は不明。
名前と代数のみの紹介となります。

源叟常本居士」。
2代当主鍋島茂昌の墓。


静嶽意安居士」。
3代当主鍋島茂顕の墓。
ちなみにこの3代茂顕までは、
佐賀の城下に居住していたようです。


一雲了得居士」。
4代当主鍋島茂就の墓。
茂就は神代陣屋を建築して政庁とし、
所領の神代に拠点を置きました。
常春寺の開基。


義山紹忠居士(中央)」。
5代当主鍋島茂樹の墓。


廓心了源居士(中央)」。
6代当主鍋島茂快の墓。

つづく。
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