海の近くながら全く塩分がなく、
綺麗な清水が湧き出す雲城水。
地下30mから淡水が自噴し、
4.3t/日の水が湧き出しています。
「雲城水」。
雲浜城(小浜城)に因み雲城水と呼ばれ、
地元の篤志家が二代に亘り整備し、
現在も地元で愛されている湧水。
絶え間なく湧き出る雲城水。
周辺の一番町は湧き水が豊富で、
昔は家々に自噴井があったとされ、
地元では水保全の意識が高いという。
これが地元産業に連携して、
おいしい小浜の特産品となるようです。… 続きを読む
「名水」タグアーカイブ
福井県小浜市 鵜の瀬
鵜の瀬は遠敷川中流の瀬で、
毎年3月2日に奈良東大寺二月堂へ、
[お水送り]の送水神事が行われる場所。
神事は3000人程の松明行列が、
ほら貝の音と共に鵜の瀬へ向かい、
鵜の瀬の河原で護摩が焚かれた後、
白装束の住職が祝詞を読み上げ、
竹筒から… 続きを読む
福井県三方上中郡 熊川宿前川
熊川宿に流れる前川は、
北川上流の天増川と河内川から取水され、
人馬の飲み水や生活用水となっており、
更に下流の農業用水に利用されていました。
「熊川宿前川」。
水流で芋の皮を剥く[イモ車]等、
特有の利用方法もある他、
速い水流は涼しい風を発生させますし、… 続きを読む
福井県三方上中郡 瓜破の滝
瓜割の滝は若狭町の天徳寺境内にある滝。
瓜も割れる程冷たいという意味で、
瓜破の滝と名付けられましたた。
[昭和の名水百選]に選出されており、
水質や水量は選出当時と変わらず良好。
古来より冷泉として伝えられています。
「天徳寺」。
養老年間(717-724)に… 続きを読む
広島県広島市 太田川中流域
太田川は西中国山地の冠山を水源とし、
広島市街を流れ瀬戸内海に注ぎます。
現在の広島平野を形成したのは、
太田川が氾濫を繰り返した結果とされ、
古来より畏怖の対象であると共に、
人々に恵みを与えていました。
「太田川(中流域)」。
訪問時は休日であった為か、
川遊び… 続きを読む
広島県山県郡 八王子よみがえりの水
後柏原天皇の時代(1500-1526)に、
二王三郎という鍛冶が移住し、
ここで家業を営んでいたとされ、
三郎は八王子権現を信仰いた為に、
分霊を勧請して朝夕参拝していました。
するといつの頃か泉が湧き出すようになり、
この泉の水で焼刃を作ると、
非常に良い太刀が出来るようになり、
世に名高い名工になったという。
更にその泉に浸かると病気が治り、
非常に重宝していたようです。
やがて月日が流れて泉は枯れますが、
寛政8年(1796)に村の老人市郎兵衛… 続きを読む
福岡県福岡市 不老水
香椎宮より5分程歩いた場所に、
霊泉[不老水]があります。
「不老水」。
武内宿禰が香椎の地に住居を構え、
朝夕汲み取り御飯を整えて、
天皇皇后に献上したとされる井戸。
また自らもこれを飲んでおり、
300余歳の長寿となったとされます。
その後はしばらく放置されますが、
天平宝字4年(760)に修理されて、
再び使われるようになったとのこと。… 続きを読む