豊岡宿は羽州街道の４５番目の宿場町。
森岡宿と半月交代で宿場を努めました。


三種町豊岡及び森岡周辺。
緑の線が街道筋で、
上側の青でぼかした辺りが豊岡宿。


「豊岡宿跡」。
真っ直ぐ伸びた街道筋には、
現在も建物が並んでいますが、
往時の遺構のようなものは無し。
本陣は舘岡彦右衛門が務めたとされますが、
どこにあったのかわかりません。


「儀右衛門公園(信太儀右衛門旧宅)」。
明治天皇が小休した信太儀右衛門宅跡。
明治～昭和期の当主信太儀右衛門は、
金岡村長や秋田県議を経て、
衆議院議員となっていますが、
大東亜戦争後に公職追放となっています。


「明治天皇御巡幸御小休所」碑。
明治天皇の東北巡幸の際、
信太儀右衛門邸で休憩した事を記念する碑。
随員左大臣熾仁親王以下四百三名と刻まれ、
巡幸一行の規模も伝えています。

英国の女性旅行家イザベラ・バードは、
日本奥地紀行の際に豊岡に宿泊。
どこに宿泊したのか不明ですが、
余程外国人が珍しかったようで、
朝５時迄には人々が集まってきて、
朝食をバードがとっていると、
集まった人々にじろじろ見られたようです。

■羽州街道の宿場町

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