清水川は嘉瀬川水系祇園川の支流で、
高取山西麓より渓流を形成し、
源流部は天山県立自然公園となっています。
「鯉料理店群」。
清水地区は鯉料理が名物。
清水川の水で2週間~1ヶ月程度泳がせ、
餌を与えることなく「さらす」事により、
臭みを消して身を締まらせるとのこと。
これはいつか食べに来なければ!
「鯉之供養塔」。
宝地院仁王門奥の太鼓橋の袂にあります。
清水鯉料理振興会により建立されたもので、
消費された鯉の供養の為に、
毎年供養祭が行われているようです。
「清水観音」。
延暦22年(803)の創建しとされる清水観音。
一度焼失して衰退していましたが、
佐賀藩初代藩主鍋島勝茂により、
観音菩薩を勧請して再興。
正式には見瀧寺宝地院というようです。
「清水の滝」。
落差75mとされる巨大な滝。
西日本随一とも称されており、
「珠簾の滝」の別称もあります。
近くにいるだけで清々しい気分になり、
非常に心地よい場所であり、
足元に流れる水もとても美しい。
昭和の名水百選。
「倉永節士清雄之碑(右)」、
「誠感碑(左)」。
清水の滝の袂にある2つの碑。
佐賀藩6代藩主鍋島宗教が大病を患い、
その治癒を願った藩士倉永節雄が、
数週間の断食の後に極寒の中、
清水の滝で滝行を行って凍死しました。
右の碑はその忠義が称えられ、
天明7年(1787)に建立されたもの。
更に天保3年(1832)にも、
佐賀藩士下村芳充が父の平癒を祈り、
清水の滝の滝行にて凍死しており、
左の「誠感碑」はその孝行を称えたもの。
滝行での犠牲者は2人のようですが、
この清水の滝は滝行の霊場として、
多くの人々が滝行を行っていたようです。
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