オランダ船長殺害事件

安政7年2月5日午後7時頃、
横浜本町通り(現在の横浜市中区本町)で、
蘭人船長W・デ・フォスと、
商人J・N・デッケルが斬殺されました。
蘭国は犯人検挙と処刑を要求しますが、
懸命な捜査にも係らず犯人は不明

ここまでは外国人を狙った攘夷事件ですが、
被害者はフリーメーソンの会員のようで、
葬儀に参列したオランダ人の多くは、
フリーメーソンの儀式用のエプロンを、
着用していたらしい。

二人は誰に殺されたのか??
狂信的攘夷派志士の攘夷行動??
それとも攘夷派志士の犯行に見せかけて
フリーメーソンを狙ったのか??

維新後には売名の為に、
あの事件はオレがやった」と、
名乗り出る者も多かったようで、
犯人が生きているならば、
名乗り出ていてもおかしくない。
こういう襲撃事件の多くは、
計画的で単独犯の犯行ではない筈で、
誰かの回顧録で散見できるもの、
そういう文書も証言も見当たらない。
謎は深まるばかりです。
・・・なんて陰謀風に書いてみました。

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 天誅は長州藩主導ではありません。
歴史を善悪で区別するのはナンセンス
 純粋な人達なのかもしれませんね。

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