鑁阿寺は足利市にある真言宗大日派の本山。
元々は足利氏の祖である源義康の邸宅跡で、
その後に足利氏の氏寺となりました。
「山門と太鼓橋」。
境内は水堀に囲まれており、
山門前には太鼓橋が架かっています。
山門は永禄7年(1564)の再建で、
13代将軍足利義輝によるもの。
太鼓橋は幕末の安政年間の再建とのこと。
双方とも栃木県指定重要文化財。
「本堂」。
本堂は足利尊氏の父足利貞氏が、
正安元年に再建したもの。
日本古来の建築様式である和様に加え、
宋から伝わった建築様式禅宗様を採り入れ、
新たな様式の折衷様として、
後の日本建築に影響を及ぼしたとの事。
いち早く禅宗様を取り入れた建築として、
極めて高い価値を有しているという。
国宝建築物。
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