つづき。
①/②/③
「竺仙院殿前隠州大守法山祖應大居士」。
3代藩主亀井茲親の墓。
2代亀井茲政の五男として生まれ、
永代家老多胡家の養子となっていましたが、
兄らの早世によって世嗣となり、
父の死去に伴い家督を相続しました。
外様大名ながら雁間詰めが許され、
徳川綱吉の文治政治に協力。
勅使饗応役、禁裏造営手伝普請等の他、
大名火消しでも活躍してます。
藩政では寺社政策を推進しており、
柿本神社等を造営。
50年に亘る長期治世後に死去しました。
「養壽院殿前因州大守崇月源光大居士」。
4代藩主亀井茲満の墓。
3代茲親の六男として生まれ、
父の死去に伴い家督を相続。
治世では享保の飢饉で大被害を出し、
幕府の援助を受けています。
僅か5年の治世の後に24歳で死去。
「寛量院殿前豊州太守仁嶽道智大居士」。
5代藩主亀井茲延の墓。
3代茲親の嫡子亀井茲長の長男で、
茲長が家督相続前に死去した為、
4代は叔父の茲満が相続しました。
その後に茲満が早逝した為に家督を相続。
しかし病気がちで政務を執る事が出来ず、
22歳の若さで隠居してます。
「陽昇院殿前信州太守徳巖賢昶大居士」。
6代藩主亀井茲胤の墓。
常陸府中藩3代松平頼明の五男に生まれ、
5代茲延の養嫡子となります。
養父の隠居に伴い家督を継ぎ、
逼迫する財政の再建の為に、
蝋や和紙の製造販売を奨励。
治世では強風や大雪の被害が相次ぎ、
領民救済の対応に追われたという。
9年の治世の後に死去。
つづく。
①/②/③
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・島根県鹿足郡 津和野城跡
津和野藩亀井家の居城跡。
・島根県鹿足郡 殿町通り
津和野城下町は古い町並みが残る小京都。
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日本五大稲荷のひとつ。