法華寺は徳地にある真言宗寺院。
天平11年(739)に光明皇后の許しを得て、
行基が諸国に創建させた法華寺のひとつで、
長門国法華寺として豊浦村にあったもの。
明治6年に赤間関東南部町に移転し、
更に明治30年に現在地に移転しています。
「法華寺」。
ここは元々金徳寺があった場所で、
奇兵隊の徳地転陣の際に、
第三銃隊が屯所に割り当てられました。
金徳寺については詳しい事は不明。
「本堂」。
法華寺は狗留孫山の麓にあります。
狗留孫山といえば下関にもあり、
古刹修禅寺があることで知られますが、
徳地の狗留孫山も真言宗の霊山のようで、
三十三観音の磨崖仏があり、
下関の狗留孫山を[西の狗留孫山]と呼び、
徳地の狗留孫山は[東の狗留孫山]という。
本堂はなかなか古いもののようで、
第三銃隊駐屯当時のものと思われますが、
これについてはよくわかりません。
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徳地での奇兵隊本陣跡。
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徳地にあった宰判勘場跡。
・下関市豊田町 狗留孫山修禅寺
下関にある狗留孫山修禅寺。