東京駅東側にある八重洲の鍛冶橋通り沿いに、
千葉定吉道場跡の説明板があります。
定吉は北辰一刀流創始者千葉周作の実弟で、
兄周作が玄武館を創設するとこれに協力。
道場が軌道に乗ったのを見計らって独立し、
この付近に道場を構えました。
定吉の道場は道場名が付けられず、
桶町千葉道場や小千葉道場と称され、
身分の低い者も受け入れていたとのこと。
坂本龍馬もこの道場に入門しており、
定吉の長男千葉重太郎に指南されました。
※定吉は鳥取藩の剣術師範となった為、
重太郎が道場を任されていた。
「千葉定吉道場跡」。
鍛冶橋通りと柳通りが交わる交差点の南西側。
定吉は周作に劣らぬ腕を持っていたとされ、
長男重太郎も相当の実力者でした。
更に次女さな子も皆伝の腕前を持っており、
しかも美人であったという。
この為かは不明ですが道場の評判は高く、
多くの門人が道場に通っていたとされます。
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・東京都豊島区 雑司ケ谷霊園
千葉定吉と重太郎の墓があります。
・東京都千代田区 玄武館跡
千葉周作の創設した道場跡。
・東京都豊島区 本妙寺/千葉周作墓所
北辰一刀流創始者千葉周作の墓所。