浅草寺は台東区浅草にある聖観音宗総本山。
推古天皇36年(628)に漁師の網に仏像が掛り、
その仏像を漁師の主人が寺を建てて供養。
これが浅草寺のはじまりとされます。
大化元年(645)に僧勝海が寺を整備し、
霊夢によって本尊を秘仏としたという。
平安初期には御前立が造られており、
天慶5年(942)に七堂伽藍が整備されました。
「雷門」。
浅草寺の山門で参道入口の門。
切妻造八脚門で中央に大提灯が吊られます。
浅草のランドマークでもあり、
外国人にもよく知られているようで、
日本や東京を紹介するパンフ等では、
この雷門がデザインされる事が多いという。
災害や戦火で焼失や破壊を繰り返しており、
現在の雷門は鉄筋コンクリート製で、
昭和35年に再建されたもの。
「仲見世」。
雷門の先は仲見世の店舗が軒を連ねます。
境内や参道の清掃を課せられた地元民に、
特権として店舗の営業権が与えられ、
参道が仲見世商店街となったという。
「宝蔵門」。
入母屋造二重門の宝蔵門。
仲見世通りを抜けた先にあります。
昭和39年再建の鉄筋コンクリート造。
「本堂」。
本尊の聖観音像を安置する本堂。
旧堂は慶安2年(1649)再建の旧国宝でしたが、
昭和20年の東京大空襲で焼失。
現在の本堂は昭和33年再建のもの。
本尊の聖観音像は絶対秘仏であり、
誰もその姿を見た事が無いとのこと。
「常香炉」。
本堂前に置かれた巨大な常香炉。
供えられた線香から煙が立ち上がり、
この煙を体の悪い部分にかけると、
その部分が良くなるとされています。
「五重塔」。
天慶5年(942)に平公雅が最初の塔を建立。
当初は三重塔であったとされます。
幾度も焼失を繰り返しており、
慶安元年(1648)に五重塔として再建。
昭和20年の東京大空襲では焼失しており、
昭和48年に再建されました。
こちらも鉄筋コンクリート造。
塔の最上層には仏舎利が安置されています。
参拝を終えたら仲見世で買い食い。
みよちゃんはいちごあめを買いました。
よく考えたらここは表参道ですし、
飲み食い出来るのは不思議ですね。
お上もお寺も公認だったので、
別にこれは悪い事でないのでしょう。
●著名な寺院
■関連記事■
・和歌山県紀の川市 粉河寺
粉河観音宗の総本山。
・京都府京都市 聖護院
本山修験宗の総本山。
・滋賀県大津市 三井寺(園城寺)①
天台寺門宗の総本山。
