明治神宮は渋谷区にある巨大な神社で、
明治天皇と昭憲皇太后を祀っています。
境内地は元々彦根藩下屋敷のあった場所で、
明治7年に明治政府が井伊家から買い上げ、
南豊島御料地としていた地。
国内外から観光客が参拝に訪れ、
初詣では全国1位の参拝者を誇ります。
「一の鳥居」。
JR原宿駅の表参道口西側にある一の鳥居。
令和4年建立の新しい鳥居で、
吉野杉で造られているとのこと。
「南参道」。
砂利の敷かれた長い参道。
この南参道が表参道で、
二の鳥居まで450mあります。
「二の鳥居」。
木造明神鳥居として日本最大の二の鳥居。
南参道と北参道の合流地点にあり、
本殿へ続く正参道の入口となっています。
最初の鳥居は台湾の大檜で造られますが、
落雷で焼失してしまった為、
昭和50年に再び台湾の大檜で建築されました。
「三の鳥居」。
正参道を進んだ先にある三の鳥居。
平成28年に建て替えられたもので、
初代は台湾の檜が使われましたが、
現在のものは国産の檜が使用されています。
「南神門」。
本殿の正門にあたる南神門。
創建当時のままのもので、
装飾が施された荘厳な建造物。
本殿が消失してからは一時拝所となり、
門が閉じられていたという。
国指定重要文化財となっています。
「拝殿前庭」。
廻廊で囲まれた拝殿前庭。
多くの観光客が訪れていましたが、
それでも広々としています。
左右に楠が聳えていますが、
左側の2本は夫婦楠と呼ばれるもの。
「外拝殿」。
一般参拝はここまで。
本殿及び拝殿、外拝殿は空襲で焼失。
現在の社殿は昭和33年に再建されたもの。
それでも国指定重要文化財となっています。
明治天皇は激動の明治時代の天皇で、
新しい時代の天皇として自分を律し、
威厳の保持に努めたという。
多くの資料を見る限り、
人柄も素晴らしかったようですし、
畏敬の念を抱いて然るべきと思います。
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