奥の院墓地にある天樹院(千姫)の墓所。
千姫は徳川秀忠の長女で、
豊臣秀頼の正室となっていた女性です。
母は浅井三姉妹の三女於江の方で、
慶長2年(1597)に伏見の秀忠屋敷で産まれ、
7歳で豊臣秀頼に嫁ぎました。
「天樹院殿栄誉源法松山禅定尼」。
徳川秀忠の長女千姫の墓。
慶長20年(1615)に大坂夏の陣で豊臣方は敗れ、
千姫は落城する大坂城から救出。
翌年に本多忠刻と再婚が決定されますが、
坂崎直盛による千姫強奪計画が発覚し、
幕府が坂崎の屋敷を包囲した為、
坂崎は自害又は家臣に殺されています。
千姫は無事に忠刻に嫁いでおり、
娘の勝姫と息子の幸千代を産みますが、
幸千代は3歳で死去してしまい、
更に忠刻も死去してしまった為、
本多家を出て出家して天樹院と号し、
江戸城に戻って竹橋御殿で暮らしました。
寛文6年(1666)、死去。
後ろの五輪塔は甲府藩藩主徳川綱重のもの。
幼年期から竹橋御殿で千姫に養育され、
千姫の養子となっています。
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