青岸渡寺は熊野那智大社に隣接する寺院で、
西国三十三所の第1番札所。
近世まで熊野那智大社と一体化しており、
那智山熊野権現と呼ばれいたようで、
全7寺36坊を有する修験道場でした。
「山門(仁王門)」。
熊野那智大社の一の鳥居の北側にある山門。
昭和8年に再建されたものですが、
この門に納められている執金剛力士像は、
運慶の長男湛慶の作とされます。
「本堂(如意輪堂)」。
那智山熊野権現であった頃の如意輪堂で、
戦国時代の戦火で焼失しましたが、
天正18年(1590)に豊臣秀吉により再建。
本尊は秘仏の如意輪観音坐像で、
その御開帳は2月3日の節分と、
4月第二日曜日の開山祭、
お盆の8月17日の年3回のようです。
「三重塔」。
1階に不動明王、2階に阿弥陀如来、
3階には飛瀧権現本地千手観音を安置。
500年前に制作された「那智参詣曼荼羅」にも、
この三重塔が描かれていましたが、
戦国の戦乱で焼失しています。
この塔は昭和47年に再建されたもので、
那智の滝とのコラボが素敵ですね。
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・和歌山県東牟婁郡 熊野那智大社
熊野三山のひとつ。
