図書館には新しい本も古い本もあります。
特に閉架書庫には年代物もありますね。
今回の萩原新生著「長州征伐」は、
昭和16年のものでした。
なんと真珠湾攻撃のあった年です。
表紙を開けてみると、
僕の務める会社の取引先の先々代が、
皇紀二千六百年奉祝記念に、
下関図書館に寄贈したものでした。
こういう古書は現代語ではないので、… 続きを読む
図書館には新しい本も古い本もあります。
特に閉架書庫には年代物もありますね。
今回の萩原新生著「長州征伐」は、
昭和16年のものでした。
なんと真珠湾攻撃のあった年です。
表紙を開けてみると、
僕の務める会社の取引先の先々代が、
皇紀二千六百年奉祝記念に、
下関図書館に寄贈したものでした。
こういう古書は現代語ではないので、… 続きを読む
「浜田城炎ゆ」という本を読みました。
浜田藩は石州戦争において、
大村益次郎率いる長州勢に攻められ、
居城の浜田城を自焼させて飛地に退却し、
自領が長州藩に占領された悲劇の藩です。
石州戦争は大村が総司令官として指揮し、
その戦いぶりがクローズアップされますが、
やはり敗者にも物語があります。
筆者の小寺雅夫は浜田市… 続きを読む
金辺峠は小倉と秋月を結ぶ香春街道の要衝で、
小倉軍はここを最後の砦として長州軍に抵抗。
峠には島村志津摩の人徳を慕い、
顕彰碑が建立されています。
島村志津摩之碑の看板が建っていますが、
雑草で埋まりそうになっています。
車では気付かないんじゃないだろうか。
農家などが数件ある旧道を車で進みます。
道の先には旧金辺トンネルがありました。… 続きを読む
小倉戦争は高杉晋作の最後の戦いですが、
戦争は晋作が離脱した後も続いています。
第二次長州征伐で始めた長州藩との戦いは、
熊本藩が友軍の日和見主義に嫌って退却。
小倉口総督小笠原長行が逃げ去った後は、
小倉城を自ら炎上させ、
長州藩と小倉藩の私戦として続けられました。
島村志津摩は金辺峠で長州軍を迎え撃ち、
長州藩の大軍を手こずらせますが、… 続きを読む