俵坂は佐賀藩と大村藩の藩境にあり、
佐賀藩側に俵坂口番所が設置され、
佐賀藩の支藩蓮池藩が管理していました。
「俵坂集落」。
俵坂口番所跡は俵坂集落にあります。
集落は何となく当時の雰囲気が残り、
良い感じに鄙びている様子。… 続きを読む
「峠」タグアーカイブ
長崎県佐世保市 舳ノ峰番所跡
かつて平戸松浦家と大村家が、
勢力を争って戦を繰り広げていましたが、
お互いが平和的に境界を決定すべく、
天正14年(1586)に和議を行う事となり、
双方の代表者が舳ノ峰峠で落ち合い、
境界を決める会談を行いました。
そこで大村側は早岐までの領有を主張し、
松浦側は川棚までの領有を主張した為、… 続きを読む
山口県宇部市 割木松峠
西国街道の周防国/長門国の国境は、
割木松にある峠にありました。
江戸時代は令制国としての国境よりも、
藩境の方が重要ではありましたが、
地理区分として継続して用いられており、
重要な要素であったようです。
「周防長門… 続きを読む
滋賀県彦根市 磨針峠
磨針峠は鳥居本宿と番場宿の間にある峠。
峠名はある青年僧が学半ばで道を諦め、
京からの帰郷の途中でこの峠を通り、
老婆が斧を研いで針を作る光景に出会い、
自らの怠惰に気付いて京に戻り、
修行に励んで高僧になったとされ、
この伝説に因んでいます。
一説には弘法大師空海がこの高僧とされ、
後にこの磨針峠を訪れた際には、
摺針神明宮に栃餅… 続きを読む
福井県南条郡 栃ノ木峠
栃ノ木峠は北陸街道の難所。
越前国と近江国の国境に位置し、
トチノキが群生していたという。
北陸街道は木之本宿から二手に分かれ、
一方は敦賀を経由して木ノ芽峠を越え、
二ッ屋宿を経て… 続きを読む
福井県南条郡 木ノ根峠
木ノ芽峠は越前国と若狭國を隔てる峠で、
険しい道と冬の豪雪から、
北陸道の難所として知られていました。
「木ノ芽峠」。
二ツ屋宿跡より車で南下すると、
いつの間にスキー場のような場所に至り、
それでも進んで行くとたどり着きますが、
あまりお勧めはできません。
今庄365スキー場入口からの方が、
比較的楽に行けると思います。
「… 続きを読む
福岡県田川郡 金辺峠(再訪)
小倉と秋月を結ぶ香春街道の要衝金辺峠。
小倉藩は本拠地である小倉城を自焼させ、
金辺峠を最後の砦として抵抗しており、
峠には島村志津摩の碑が建てられています。
この金辺峠には6年前に訪問済みですが、
当時の写真がボケてて酷いものたったので、… 続きを読む