栃ノ木峠は北陸街道の難所。
越前国と近江国の国境に位置し、
トチノキが群生していたという。
北陸街道は木之本宿から二手に分かれ、
一方は敦賀を経由して木ノ芽峠を越え、
二ッ屋宿を経て今庄宿に至るルートで、
もう一方が直線的に栃ノ木峠を越える道で、
板取宿を経て今庄宿に至ります。
栃ノ木峠のルートは柴田勝家が整備し、
安土城と北ノ庄城を結ぶ最短距離として、
道幅3間(約5.5m)の大道に改修。
それ以後は旅人の往来で賑わったという。
「栃ノ木峠」。
栃ノ木峠は標高537m。
すぐ近くにはスキー場もあり、
冬は深い雪に覆われていたようですが、
温暖化の為が最近は積らないようで、
バギーのコースやドローン練習場、
バーベキュー広場等も開いているようです。
現地説明板より。
栃ノ木峠の名の由来となったトチノキの大木。
現在は枯れてしまったようです。
「トチノキの切株」。
枯れてはしまったようですが、
その切り株は残っていました。
ここからまた新芽が出るかもですね。
■北陸街道の宿場町
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栃ノ木峠を北に下ると板取宿。
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栃ノ木峠と別ルートの峠。