櫛崎城は一国一城令により、
長府藩が城を破棄する前の居城。
城が取り壊された跡の三ノ丸跡に、
陣屋を建設して長府陣屋としました。
幕末には本丸跡に砲台が建設され、
東から来る外国船をいち早く見つけ、
これを知らせる役目も果たしました。
幕末時の櫛崎城付近。
城跡であるため砲台が設置しやすく、
真鍮砲3門と木砲4門が配備されました。
これらの砲は下関戦争の休戦協定の交渉中、
戦利品として持ち去られています。
廃城前の櫛崎城。
関門海峡に城があったら、
どんなに素敵だったでしょう。
櫛崎城本丸への入り口は、
下関水族館の駐車場だった場所。
水族館は移転して現在は唐戸にあります。
ちょっと登ると石垣があらわれます。
天守の石垣。
残念ながらこれらは復元されたもので、
当時のものではありません。
天守台から観た関門海峡。
中央にあるクジラは[くじら館跡]。
クジラの資料を展示していた建物で、
東洋一の水族館と呼ばれた下関水族館の、
シンボル的存在であったものです。
現在では唯一の下関水族館の遺構。
この櫛崎城を下った砂浜には、
スナメリが年中すんでいるようで、
運がよければ目撃できるらしい。
僕はまだ観た事ないんですが、
1日中海を見ていれば観られるという。
息継ぎは必ずするので。
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