吉田松陰は東北遊学の際、大館に立ち寄っており、
白沢の山内儀兵衛宅に宿泊しています。
その跡地に石碑があという事を知ったので、
前回行った大館市松下村塾のあった図書館で、
どこにあるのか聞いたのですが、
3人くらいで色々と調べてもらってもよくわからず、
ある程度の場所が特定できたのみでした。
白沢郵便局のあたりの〇〇さん邸の庭先、
明治天皇行在所跡碑の奥。
この2つの情報を得てとりあえず行ってみました。
「明治天皇矢立行在所」碑。
行ってみると意外と簡単に発見。
白沢郵便局の西側の十字路を北に進むと、
右側の塀の奥に碑がありました。
明治14年の東北巡幸の際、明治天皇が矢立峠を越え、
昼食に立ち寄った場所との事です。
松陰の碑も見えるのですが庭の中央のあたり。
人がいたので声を掛けるとOKの返事でした。
お家はなにやらやっている様子。
「としょ木漏れ日」。
現在は地域おこしの為の交流の場として、
カフェ、雑貨販売、学び体験等々が出来たりと、
色々やっているらしい。
こういう場があることは地域にとって良い事ですし、
外からも何かを目当てにやってくれば、
地域の活性化に繋がります。
是非とも頑張って欲しいものですね。
対応してくださったご夫婦も感じが良かったです。
「吉田松陰先生遊歴記念碑」。
庭の中央付近に立っている記念碑。
ここはかつて白沢の庄屋山内儀兵衛宅だった場所で、
松陰と宮部鼎蔵はここに一泊して矢立峠に向かいました。
その後、明治天皇もご休憩されたということで、
結構立派なお屋敷であったようです。
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