愛知県豊川市 赤坂宿跡

赤坂宿東海道の36番目の宿場
御油宿吉田宿と共に飯盛女を多く抱え、
活気のある宿場町だったという。


赤坂休憩所 よらまいかん」。
街道散策の客や市民の無料休憩所。
江戸時代の建築様式を再現しており、
2階に浮世絵を展示しています。


大橋屋(旧旅籠鯉屋)」。
文化6年(1809)の大火以降の建築とされ、
旅人が宿泊する旅籠鯉屋であったもの。
明治以降に所有者が代わっても、
旅館大橋屋として営業を続けたようで、
つい5年程前まで宿泊できたという。
現在は市に寄付されて保存修理が成され、
内部を見学することが出来ます。


内部の様子。


歌川広重 東海道五十三次 赤坂」。
赤坂宿と御油宿の区間は僅か2km弱で、
東海道で一番短い旅程でした。
つまり2km弱行けば次の宿場ですので、
双方の宿場は客を取り合う事になります。
必然的に飯盛女を多く抱える事となり、
御油や赤坂、吉田がなけりゃ、
   なんのよしみで江戸通い

と旅人に謡われる程となりました。


旧東海道赤坂宿松平本陣跡」。
本陣を務めた松平彦十郎家の跡。
江戸時代初期から本陣を務め、
人馬継立の問屋も兼ねていたようですが、
何故松平姓なのが気になるところです。
赤坂宿には本陣が3軒もあったようで、
※脇本陣は1軒。他の本陣の詳細は不明。
松平彦十郎家が一番格式があったという。

■東海道の宿場町

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