青森県むつ市 斗南藩史跡②

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移住した旧会津藩士らは、円通寺を仮藩庁と定めます。
円通寺は恐山菩提寺の本坊という由緒のある寺院。


円通寺」。
斗南藩の逼迫した財政では、
陣屋を建てる事ができなかったのでしょうか?
もちろん仮館となっていますので、
正式な陣屋も建てる予定だったのでしょうが、
結局は廃藩置県まで間に合わなかったようですね。
松平容保容大父子がここで起居を共にし、
現在もこの寺には容大が愛玩した布袋像などが、
保存されているようです。


円通寺御本堂」。
訪問時は工事中でした。

この円通寺をネット検索すると、心霊スポットでもあるらしい。
本堂と位牌置場の間の部屋に幽霊のぶつかった血の壁があり、
壁を塗りなおしても血の跡が消えないとのこと。
これは前代住職の頃、恐山の方から幽霊が飛んできて、
その壁にぶつかると散り散りになって消えてしまい、
その散り散りになった血の痕が残ったという。
そんなのがあったのなら見てみたかったな・・・。


また、位牌置場の位牌のひとつが、
急にガタガタ震えだすこともあるらしく、
まれに床に落ちる事もあり、その時は近くで死者がでるという。
まあ、僕は幽霊を信じてないのですけどね。


円通寺山門」。
説明板とかはありませんが、
古いので当時のものではないでしょうか?
残念ながら正面に工事トラックが停まっていたので、
裏側からの撮影。

円通寺を出て南西方向にある徳玄寺へ。

徳玄寺山門」。
徳玄寺は藩主の幼い松平容大が、
食事や遊びの際に使用した場所との事。
たしかに斗南藩の正式な藩主とはいえ、
数え三歳の容大に藩庁ではしゃぎまわられるより、
隣のお寺で遊んでもらってた方が楽かも??
また、重臣の会議場としても使用されたようですが、
藩庁ではできない内緒の話ってやつですかね?


徳玄寺本堂」。
こっちは古そうですので当時のままのようです。
ここで容大が遊んでいたのでしょう。
境内にはむつ市出身の映画監督川島雄三の碑がありました。
幕末太陽傳(記事はこちら)はこの人の監督作品です。

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